世界のタブレット市場規模についてのメモ(2013年版予測分)

Gartnerが2013/4/4に世界のタブレット市場規模予測(2012-2017)を公開したので2012/4/10に公開された前回予測と比較してみましょう。前回予測についてはこちらのエントリで取り扱ってます。

まずは今回発表された予測のグラフ化から。今回から他のデバイス市場規模推移も公開されているんですが、PC市場はUltrabook市場を併せても微減と読んでいるようです。モバイル市場は一見、順調に成長しているように見えますが2012Q4までの成長から線形予測した数値と比べると成長鈍化と読まれてます。

次に2012/4/10発表の予測と2013/4/4発表の数値を比べてみましょう。予測が上方修正されています。

同じGartnerの市場規模実績数値の推移を利用して前回作成した線形予測に今回の予測数値を追加してみます。タブレット市場成長率の上方修正は全体から見るとさして影響がない程度のモノに見えます。

ところが、Gartnerの予測はこの微妙な上方修正とセットでモバイルやPC市場の推移予測を公開してきました。ここに彼らのメッセージがあるはずです。おそらく、彼らが言いたいのはタブレット市場成長はモバイルやPCなどの需要に対して代替性がありUltrabookの失敗とあわせてPC市場は縮小局面に入りつつあるということなのではないかと考えています。




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